パターン3-2：練習問題
文法補足
＜動名詞＞
- 形態: 動詞の基本形に「-ing」を加えた形。
- 機能: 名詞のように機能し、文中で主語、目的語、または前置詞の目的語として使用されます。
使用例:
①主語: “Running is good for health.”（走ることは健康に良い）
②目的語: “She enjoys reading.”（彼女は読書を楽しむ）
③前置詞の目的語として: “She is tired of waiting.”（彼女は待つことに疲れている）
④補語:”My favorite hobby is reading.”（私の好きな趣味は読書です）
＜To不定詞＞
- 形態: 「to」+ 動詞の基本形。
- 機能: 動詞の目的や理由、結果、意図を示す副詞的な役割を果たすことが多いですが、名詞のようにも機能することがあります。
使用例:
- 主語としての使用例:
”To learn a new language requires patience.”
（ 新しい言語を学ぶには忍耐が必要です）
- 目的語としての使用例:
”She wants to travel the world.”
（彼女は世界を旅したいと思っています。）
「to travel the world」が「wants」の目的語となっています。
- 補語としての使用例:
”Her dream is to become a doctor.”
（彼女の夢は医者になることです。）
「to become a doctor」が名詞「dream」を説明する補語として機能しています。
- 副詞としての使用例:
”He left early to catch the train.”
（彼は電車に間に合うように早く出発した。）
「to catch the train」が「left early」の理由や目的を表す副詞的な役割を果たしています。
＜動名詞とTo不定詞の違い＞
動名詞は主に行為や状態を名詞化するのに使われ、to不定詞は目的や理由、意図を示すのに使われます。どちらを使用するかの基準は文脈や特定の動詞や形容詞との組み合わせによります。例えば、「enjoy」の後ろには動名詞が来ることが文法的に決まっています（例：”enjoy cooking”）が、「want」の後ろには不定詞が来ます（例：”want to cook”）。
つまり、英語を話すために重要なのは、英単語単体で覚えるのではなく、英語を塊として覚え、使えるようにすること、です。
練習問題：ステップ①
問題 1:
原文: She is studying for the exam.
問題文: 原文の動詞部分を使って、名詞化してください。
解答
to study for the exam, studying for the exam
（試験の勉強をすること）
問題 2:
原文: They are planning a party.
問題文: 原文の動詞部分を使って、名詞化してください。
解答
to plan a party, planning a party
（パーティを企画すること）
問題 3:
原文: I am learning to play the guitar.
問題文: 原文の動詞部分を使って、名詞化してください。
解答
learning to play the guitar, to learn to play the guitar
（ギターの弾き方を学ぶこと）
問題 4:
原文: He was cooking dinner when I called.
問題文: 原文の動詞部分を使って、名詞化してください。
解答
to cook dinner, cooking dinner
（夜ご飯を作ること）
問題 5:
原文: They are visiting the museum tomorrow.
問題文: 原文の動詞部分を使って、名詞化してください。
解答
to visit the museum, visiting the museum
（博物館に行くこと）
問題 6:
原文: We are going to start a new project.
問題文: 原文のgoing以下の英文を使って、名詞化してください。
解答
starting a new project, to start a new project
（新しい事業を始めること）
問題 7:
原文: She was writing a novel.
問題文: 原文の動詞部分を使って、名詞化してください。
解答
writing a novel, to write a novel
（詩を書くこと）
問題 8:
原文: I am working on improving my skills.
問題文: 原文の動詞部分を使って、名詞化してください。
解答
improving my skills, to improve my skills
（自分のスキルを上げること）
問題 9:
原文: He is thinking about changing his job.
問題文: 原文のabout以下の部分を使って、名詞化してください。
解答
changing his job, to change his job
（仕事を変えること）
問題 10:
原文: We were discussing the issue.
問題文: 原文の動詞部分を使って、名詞化してください。
解答
discussing the issue, to discuss the issue
（その問題について議論すること）
練習問題：ステップ②
問題 1:
原文: She is studying for the exam.
名詞化: to study for the exam
コア英文: He knows the best way for the project .
問題文: 名詞化した表現をコア英文の目的語として挿入してください。
ヒント
「He knows the best way」の後に、どのような勉強方法を知っているかをto不定詞で示します。
解答
解答: He knows the best way to study for the exam.
文法構造: S (He) – V (knows) – O (the best way to study for the exam)
日本語訳: 彼は最適なテスト勉強法を知っています。
挿入箇所: “for the project” → “to study for the exam”
問題 2:
原文: They are planning a party.
名詞化: to plan a party
コア英文: We decided how to go to the hotel.
問題文: 名詞化した表現をコア英文の目的語として挿入してください。
ヒント
「We decided」の後に、何を計画したかをto不定詞で示します。
解答
解答: We decided to plan a party for the event.
文法構造: S (We) – V (decided) – O (to plan a party for the event)
日本語訳: 私たちはそのイベント用のパーティーを計画することにしました。
挿入箇所: “how to go to the hotel” → “to plan a party for the event”
問題 3:
原文: I am learning to play the guitar.
名詞化: learning to play the guitar
コア英文: She finds joy in talkig with someone that she does not know..
問題文: 名詞化した表現をコア英文の目的語として挿入してください。
ヒント
「She finds joy」の後に、何を学ぶことで喜びを見出しているかを動名詞で示します。
解答
解答: She finds joy in learning to play the guitar.
文法構造: S (She) – V (finds) – O (joy in learning to play the guitar)
日本語訳: 彼女はギターを学ぶことに喜びを感じています。
挿入箇所: “in talking with someone that she does not know” → “in learning to play the guitar”
問題 4:
原文: He was cooking dinner when I called.
名詞化: to cook dinner
コア英文: She wants something new.
問題文: 名詞化した表現をコア英文の目的語として挿入してください。
ヒント
「wants」の後に、今夜何を試みたいかをto不定詞で示します。
解答
解答: She wants to cook dinner tonight.
文法構造: S (She) – V (wants) – O (to try to cook dinner tonight)
日本語訳: 彼女は今夜、夕食を作りたい。
挿入箇所: “something new” → “to cook dinner tonight”
問題 5:
原文: They are visiting the museum tomorrow.
名詞化: to visit the museum
コア英文: They always look forward to going to Australia.
問題文: 名詞化した表現をコア英文の目的語として挿入してください。
ヒント
「look forward to」の後に、何をすることに期待しているかをto不定詞で示します。
解答
解答: They always look forward to visiting the museum.
文法構造: S (They) – V (look forward) – O (to visiting the museum)
日本語訳: 彼らはいつも博物館を訪れることを楽しみにしています。
挿入箇所: “going to Australia” → “visiting the museum”
問題 6:
原文: We are going to start a new project.
名詞化: starting a new project
コア英文: They are excited about the event.
問題文: 名詞化した表現をコア英文の目的語として挿入してください。
ヒント
「excited about」の後に、どんな新しいプロジェクトを始めることにワクワクしているかを動名詞で示します。
解答
解答: They are excited about starting a new project.
文法構造: S (They) – V (are excited) – O (about starting a new project)
日本語訳: 彼らは新しいプロジェクトを始めることに興奮しています。
挿入箇所: “the event” → “starting a new project”
問題 7:
原文: She was writing a novel.
名詞化: writing a novel
コア英文: He has a passion for teaching his chirdren.
問題文: 名詞化した表現をコア英文の目的語として挿入してください。
ヒント
「passion for」の後に、何をすることに情熱を燃やしているかを動名詞で示します。
解答
解答: He has a passion for writing a novel.
文法構造: S (He) – V (has) – O (a passion for writing a novel)
日本語訳: 彼は小説を書くことに情熱を持っています。
挿入箇所: “teaching his children” → “writing a novel”
問題 8:
原文: I am working on improving my skills.
名詞化: improving my skills
コア英文: She is dedicated to providing educational chances for children in developing regions .
問題文: 名詞化した表現をコア英文の目的語として挿入してください。
ヒント
「dedicated to」の後に、どのようなスキルを向上させるために専念しているかを動名詞で示します。
解答
解答: She is dedicated to improving her skills.
文法構造: S (She) – V (is dedicated) – O (to improving her skills)
日本語訳: 彼女は自分のスキルを向上させることに専念しています。
挿入箇所: “providing educational chances~” → “improving her skills”
問題 9:
原文: He is thinking about changing his job.
名詞化: changing his job
コア英文: They are considering when to meet.
問題文: 名詞化した表現をコア英文の目的語として挿入してください。
ヒント
「considering」の後に、彼が何について変更を考えているかを動名詞で示します。
解答
解答: They are considering changing his job.
文法構造: S (They) – V (are considering) – O (changing his job)
日本語訳: 彼らは彼の職業を変えることを考えています。
挿入箇所: “when to meet” → “changing his job”
問題 10:
原文: We were discussing the issue.
名詞化: discussing the issue
コア英文: He doesn’t shy away from hard things.
問題文: 名詞化した表現をコア英文の目的語として挿入してください。
ヒント
「shy away from」の後に、どの問題について話し合うことを避けていないかを動名詞で示します。
解答
解答: He doesn’t shy away from discussing the issue.
文法構造: S (He) – V (doesn’t shy away) – O (from discussing the issue)
日本語訳: 彼はその問題についてちゃんと話し合います（＝話し合うことを避けません）
挿入箇所: “hard things” → “discussing the issue”