「疑問詞 + to不定詞」構造は、特定の疑問文の内容を名詞化するために使用可能です。元の疑問文が示していた行動や状態を、具体的な行動や考えとして表現することができます。
* 疑問詞の役割:
疑問詞(Who, What, Where, When, Why, Howなど)は、元の疑問文における特定の情報を指し示します。たとえば、「What are you doing?」(あなたは何をしていますか?)では、疑問詞「What」は行っている具体的な行動を質問しています。
* To不定詞の使用:
「to不定詞」(to + 動詞の原形)は、意図、目的、原因などを示すために使われます。疑問詞に続けて「to不定詞」を用いることで、その疑問詞が指し示す具体的な内容や行動を名詞化します。
* 名詞化の機能:
「疑問詞 + to不定詞」の構造は、元の疑問文の内容を一つの名詞的なフレーズ(名詞句)としてひとまとまりにしたものです。主語、目的語、または補語として文中で使用することができます。
* 文脈への適用:
この構造は、アドバイスを求める場面や、決定・計画を示す文脈など、さまざまな状況で利用されます。たとえば、「I don’t know what to do」(何をすべきかわかりません)では、「what to do」が「何をすべきか」という意味の名詞句として機能しています。
<疑問詞+to不定詞の使い方>
①主語として使用:
原文: “What do you want to eat?”
名詞化: “What to eat”
例: “What to eat is the most important factor for this travel.”
日本語訳: 「何を食べるかがこの旅行では最も重要な要素です」
②目的語として使用:
原文: “Where should we travel?”
名詞化: “Where to travel”
例: “She is thinking about where to travel next summer.”
日本語訳: 「彼女は来夏にどこへ旅行するかを考えています。」
③補語として使用:
原文: “How can I improve my skills?”
名詞化: “How to improve my skills”
例: “The main challenge is how to improve my skills.”
日本語訳: 「主な課題は、私のスキルをどう向上させるかです。」
問題1:
原文: What are you reading?
問題文: 原文を名詞化してください。
「What + to 動詞」の形へ変形してみてください。
What to read
(読むこと)
問題2:
原文: Where should we go?
問題文: 原文を名詞化してください。
「Where + to 動詞」の形へ変形してみてください。
Where to go
(どこへ行くか)
問題3:
原文: How can I solve this problem?
問題文: 原文を名詞化してください。
「How + to 動詞」の形へ変形してみてください。
How to solve this problem
(どのようにその問題を解くか)
問題4:
原文: Who will you invite?
問題文: 原文を名詞化してください。
「Who + to 動詞」の形へ変形してみてください。
Who to invite
(誰を招待するか)
問題5:
原文: When do we start?
問題文: 原文を名詞化してください。
「When + to 動詞」の形へ変形してみてください。
When to start
(いつ始めるか)
問題6:
原文: What will they do next?
問題文: 原文を名詞化してください。
「What + to 動詞」の形へ変形してみてください。
What to do next
(次何をやるか)
問題7:
原文: How does she manage her time?
問題文: 原文を名詞化してください。
「How + to 動詞」の形へ変形してみてください。
How to manage her time
(彼女の時間をどのように管理するか)
問題8:
原文: Who should take care of this?
問題文: 原文を名詞化してください。
「Who + to 動詞」の形へ変形してみてください。
Who to take care of this
(誰がこれをお世話するか)
問題9:
原文: Where can I find more information?
問題文: 原文を名詞化してください。
「Where + to 動詞」の形へ変形してみてください。
Where to find more information
(より多くの情報をどこで見つけるか)
問題1:
原文: What are you reading?
名詞化: What to read
コア英文: He does not have any idea about it.
問題文: コア英文の「it」というフレーズを、名詞化した表現に置き換えてください。
「He does not have any idea about」というフレーズの後に「what to read」を挿入してみてください。
解答: He does not have any idea about what to read.
日本語訳: 彼は何を読むべきかわかりません。
英文構造: S (He) – V (does not have) – O (any idea about what to read)
挿入箇所: 「it」 → 「what to read」
問題2:
原文: Where should we go?
名詞化: Where to go
コア英文: I am planning a trip.
問題文: コア英文の「a trip」というフレーズを、名詞化した表現に置き換えてください。
「I am planning」というフレーズの後に「where to go」を挿入してみてください。
解答: I am planning where to go.
日本語訳: 私はどこに行くかを計画しています。
英文構造: S (I) – V (am planning) – O (where to go)
挿入箇所: 「a trip」 → 「where to go」
問題3:
原文: How can I solve this problem?
名詞化: How to solve this problem
コア英文: She is thinking about a solution.
問題文: コア英文の「a solution」というフレーズを、名詞化した表現に置き換えてください。
「She is thinking about」というフレーズの後に「how to solve this problem」を挿入してみてください。
解答: She is thinking about how to solve this problem.
日本語訳: 彼女はこの問題をどう解決するかについて考えています。
英文構造: S (She) – V (is thinking about) – O (how to solve this problem)
挿入箇所: 「a solution」 → 「how to solve this problem」
問題4:
原文: Who will you invite?
名詞化: Who to invite
コア英文: He is organizing a party.
問題文: コア英文の「a party」というフレーズを、名詞化した表現に置き換えてください。
「He is organizing」というフレーズの後に「who to invite」を挿入してみてください。
解答: He is organizing who to invite.
日本語訳: 彼は誰を招待するかを考えて(計画して)います。
英文構造: S (He) – V (is organizing) – O (who to invite)
挿入箇所: 「a party」 → 「who to invite」
問題5:
原文: When do we start?
名詞化: When to start
コア英文: The team is deciding on the schedule.
問題文: コア英文の「the schedule」というフレーズを、名詞化した表現に置き換えてください。
「The team is deciding」というフレーズの後に「when to start」を挿入してみてください。
解答: The team is deciding when to start.
日本語訳: そのチームはいつ始めるかを決定しています。
英文構造: S (The team) – V (is deciding) – O (when to start)
挿入箇所: 「the schedule」 → 「when to start」
問題6:
原文: What will they do next?
名詞化: What to do next
コア英文: I do not know of him.
問題文: コア英文の「of him」というフレーズを、名詞化した表現に置き換えてください。
「I do not know」というフレーズの後に「what to do next」を挿入してみてください。
解答: I do not know what to do next.
日本語訳: 次に何をすべきかわかりません。
英文構造: S (I) – V (do not know) – O (what to do next)
挿入箇所: 「of him」 → 「what to do next」
「I do not know what to do next.」という表現が「I do not know of what to do next.」にならない理由について
* 直接的な疑問構文の名詞化:
「What to do next」は、完全な名詞句です。この名詞句は、動詞「know」の直接的な目的語として機能します。
* 前置詞の不要性:
特定の動詞はその後に直接目的語を取ることができ、この場合の「know」がその一例です。「know」の後には追加の前置詞が不要な場合があり、直接に名詞句「what to do next」を置くことができます。
* 文脈と意味:
「I do not know what to do next.」の文脈では、「次に何をすべきか」について不確かであると言っています。この文脈では「what to do next」は単独で意味が完結しているため、追加の前置詞は必要ありません。
問題7:
原文: How does she manage her time?
名詞化: How to manage her time
コア英文: She needs to know the fact.
問題文: コア英文の「the fact」というフレーズを、名詞化した表現に置き換えてください。
「I need」というフレーズの後に「how to manage her time」を挿入してみてください。
解答: She needs to know how to manage her time.
日本語訳: 彼女はどのように時間管理するかについて知る必要があります。
英文構造: S (She) – V (needs to know) – O (how to manage her time)
挿入箇所: 「the fact」 → 「how to manage her time」
問題8:
原文: Who should take care of this?
名詞化: Who to take care of this
コア英文: We are discussing the responsibility.
問題文: コア英文の「the responsibility」というフレーズを、名詞化した表現に置き換えてください。
「We are discussing」というフレーズの後に「who to take care of this」を挿入してみてください。
解答: We are discussing who to take care of this.
日本語訳: 私たちはこれを誰が世話するかについて議論しています。
英文構造: S (We) – V (are discussing) – O (who to take care of this)
挿入箇所: 「the responsibility」 → 「who to take care of this」
問題9:
原文: Where can I find more information?
名詞化: Where to find more information
コア英文: He is searching for resources.
問題文: コア英文の「resources」というフレーズを、名詞化した表現に置き換えてください。
「He is searching for」というフレーズの後に「where to find more information」を挿入してみてください。
解答: He is searching for where to find more information.
日本語訳: 彼はより多くの情報をどこで見つけるかを探しています。
英文構造: S (He) – V (is searching for) – O (where to find more information)
挿入箇所: 「resources」 → 「where to find more information」